【シリーズ最終回!】ビールストーンの施工のポイントとは?【モールテックスなんでも相談室vol.18】

2025年05月24日 | ビールストーン(BEALSTONE)

有限会社村松建材の村松です。

今週も、あなたのモールテックスに関するお悩みを解決する、モールテックスなんでも相談室をお届けします。

ビールストーンをきれいに施工するためのイメージを掴んでいただければ幸いです。

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◆目次

3. 講習会のご相談や商品の取り寄せは村松建材まで!

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1. ビールストーンの施工の流れを簡単におさらい

まず、ビールストーンの施工方法・施工の流れを簡単におさらいしましょう。

1.材料の計量

ビールストーンパウダー、混和液のビールストーンリキッド、骨材の必要量を計算、計量。

2.ビールストーンの混合

以下の工程で混合。

(1) ネリダルに、リキッド・顔料・流動化剤を順次投入して撹拌する

*リキッドは、全体使用量の1割ほどを取り分けて残しておく。(骨材の水分量によって変動するため)

例 取り分け量が500mLの場合

(2) その後、使用するパウダーの2/3程度を入れて練り混ぜ、残り分も少しずつ混入する

(3) 別の容器に入っている骨材の水分量の確認を行う

*骨材をにぎった際に、少しだけ固まりができる程度。固まりが出来ない場合はリキッドを混入して、水分調整する。 (~250ML)まで

(4) 骨材を順次入れながら攪拌していく

(5) 全体を攪拌し終わった際に、粘度のチェックを行う

*全体の水分量が少ない場合は、残りの(250ML)から確認しながら追加していく。

(6) 10分ほど寝かせた後、撹拌時にできた気泡を抜く。

3.ビールストーンの塗布

塗り付け鏝、定木、洗い水を準備。

ビールストーンを塗布しながら定木を使って平滑に仕上げていく。

その後、リキッド1、水1の割合で混合したリキッド水をかけつつ、ナラシ鏝など使用して仕上げる。

4.研磨作業

研磨機・グラインダーを使用して磨き上げ。

5.保護剤の塗布

保護剤(汚れ防止剤)を垂らし、ウエスで刷り込み。

基本的な施工の流れは上記の通りです。

それでは、ビールストーンの施工のポイントを、いくつかピックアップしてご紹介します。

■ 塗布のポイント

そういう場合には、事前に平坦な場所でマスカーなどのビニールを敷きます。

その上からビールストーンを塗りつけて、ビールストーンの板を作製するというのも一つの方法です。

マスカーを外し、圧着セメントなどを使用してビールストーンの板を貼り付けることで、壁面や立ち上がりなどにもスムーズに施工ができます。

■ 研磨作業時のポイント

研磨作業の際、施工中にビールストーンにできた巣穴を埋めていきます。

穴の大きさに応じて、作業のポイントを見ていきましょう。

◎大きな巣穴

ビールストーン主材と顔料、ビールストーンリキッドを使って埋めていきます。

・まず、スープくらいの柔らかさの液体状にして、ゴム鏝を使って刷り込む

・半乾きの状態で、上の部分のノロを、ヘラなどを使用して削っていく

(その後、室温20度で24時間程度乾燥)

◎細かな巣穴

ビールストーンパスタ(穴埋め補充材)と顔料を使って埋めていきます。

パスタはビールストーンリキッドで液状にし、大きい巣穴同様に擦り込むようにして塗りましょう。

■ カラーや骨材選びのポイント

ビールストーンは、顔料や骨材の多様な組み合わせができ、施工者ごとのオリジナリティを反映することができる左官材です。

ただ、BEAL社から公式カラーチャートが発表されており、こちらを活用することもできます。

カラーチャートから選んで施工していくか、さらにオリジナリティを出せるように独自の顔料・骨材の組み合わせをしていくかなど、施主様のご希望も踏まえながら決めていくのがよいでしょう。

3. 講習会のご相談や商品の取り寄せは村松建材まで!

今回は、ビールストーンの施工のポイントについて紹介しました。

代表的な施工のポイントは今回解説した通りですが、ビールストーンを美しく仕上げるためには、実際の施工や講習のなかで、技術を習得することが必須です。

村松建材では、モールテックス同様に、ビールストーンの正規販売を行うとともに、ビールストーンの機能性を適切に引き出すための「講習会」も実施しています。

経験豊富なスタッフがあなたの技術習得をしっかりサポートいたしますので、ぜひご参加ください!

「講習会について話を聞きたい」、「商品を取り寄せたい」という方は、村松建材・村松までお気軽にお問い合わせいただければ幸いです。

TEL:054-270-9436