有限会社村松建材の村松です。
今週もモールテックスのお悩みを解決する、モールテックスなんでも相談室をお届けします。
今回は、モールテックスの意匠性について解説。
手塗りならではの味や柄について、実際の施工画像と施工時のポイントを交えてご紹介します。
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[目次] ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆目次
1.手塗りだから出せる味
2.光の当たり方よっても雰囲気が変わる
3.ポイントはフレスコ塗り
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モールテックスはコンクリートよりも高い耐久性、優れた防水性能など、機能面でも人気の塗り材ですが、同じく施工を検討する方が挙げる大きな理由として意匠性の高さも挙げられます。
塗り材そのものが持つ鉱物性の表情に加え、施工の際に表れる絶妙な色彩や柄のニュアンスなど……、
講習を受けた職人が手塗りで仕上げる質感は、オンリーワンの様相になります。

塗りムラを抑えてシンプルな仕上がりにしたり、あえてラフな仕上がりでくっきりと柄を出したり、手塗りだからこその表現の楽しさ、奥深さがあります。
2.光の当たり方によっても雰囲気が変わる

光の当たり方によって柄の見え方や雰囲気が変わるのも、モールテックスの魅力です。
人気カラーのBM01(モールテックス基材そのものの色)などの白色は、光の当たり方によって、鏡面に模様が浮かび上がるような様相で、やさしく上品な雰囲気を感じさせます。
同じく人気カラーのBM58(グレー)も、一見落ち着いた雰囲気ですが、光が当たることで柄が強調され、より存在感が増しています。
手塗りのムラが良いアクセントとなることで、室内空間のモダンな雰囲気を演出することに繋がっています。
3.ポイントはフレスコ塗り

ここまでお話しした柄をきれいに出すために大切なのが、2層目のテクニカルレイヤーの塗り付けとフレスコ塗りによる仕上げです。
2層目のテクニカルレイヤー塗り付けは、最終的な柄を決める重要な作業となります。
完成のイメージを想像しながら1mm厚で塗り付けていきましょう。
※あまり厚く塗りすぎると、割れの原因となりますのでご注意ください
2層目のテクニカルレイヤーを塗り付けたら、30~40分後(テクニカルレイヤー面が、手で触れても付かない程度)にフレスコ塗りを行います。
フレスコ塗りは再度新しい材料を押し込むように塗り込む仕上げで、これによって2層目の柄を浮かび上がらせ、表面を滑らかに仕上げていきます。
こちらは0.5mm厚を目安に、押さえすぎには注意しながら施工してください。
上記の2つの作業を上手に行うことで、画像のような平らできれいに柄が出る仕上がりになります。
高い意匠性を求めてモールテックスを選ぶ施主様も多いため、フレスコ塗りなどの技術はしっかりと押さえていきましょう。
当社では、定期的に講習会を開催して施工技術習得のサポートもさせていただいております。
ご興味のある方、カタログ請求のお問合せは村松建材・村松までお問い合わせください。
TEL:054-270-9436