【モールテックスの姉妹品!】「ビールストーン」のメリットと施工方法をご紹介!【モールテックスなんでも相談室vol.16】

2025年05月07日 | お知らせ, オンラインショップ, 村松のつぶやき, 講習会

非常に自由度・意匠性が高い左官材ですので、施主様へのご提案や、施工のバリエーション追加にぜひご検討ください!

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◆目次

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「ビールストーン」は、モールテックスの姉妹品であり、人造石研ぎ出し(セメントと骨材を混ぜ合わせた左官材を塗り、表面を研磨する工法)専用の左官材。

モールテックスを製造販売しているBAEL社の製品です。

さまざまな骨材をモルタルで包み、高耐久性の薄い膜を作ることで、「テラゾ(人造大理石)」、「研ぎ出し」といった仕上げにオリジナリティを出すことができます。

骨材に使用可能なのは、天然石や木材、貝殻、金属片、ガラス類など幅広く、意匠性の高いデザインを自由自在に施工できる左官材といえるでしょう。

それでは、このビールストーンの特徴について詳しく見ていきましょう。

ビールストーンには、以下のような特徴があります。

施行のバリエーションを大きく広げられ、かつクラックにも強いのがメリットです。

●骨材や顔料の組み合わせで自由度の高いデザインが可能

ビールストーンは、天然石、木材、貝殻、金属、ガラス類など、幅広い材料との組み合わせが可能です。

また、BAEL社が、ビールストーン用に販売している骨材もあり、こちらを使用することもできます。

さらに、顔料で繊細なカラーバリエーションをつければ、さらに自由度の高いデザインを実現。

組み合わせに決まりはなく、施行者の創造力次第で、オリジナリティあふれる風合いを出すことができるでしょう。

<施工写真>

ビールストーンの施工方法・施工の流れについても、簡単に解説します。

  1. 材料の計量

主材であるビールストーンパウダー、混和液のビールストーンリキッド、骨材の必要量を計算し計量します。

  • 目地の取付

目地材をパウダー・リキッドで接着します。

このとき、パウダーに顔料を配合し、目地と仕上がり時の色を合わせます。

  • ビールストーンの混合

以下の工程で混合を行います。

・骨材を先にネリダルに入れ、リキッドを投入して撹拌。

・別のネリダルに顔料、リキッド、流動化剤を投入。そこに総量の3分の1程度のパウダーと骨材を入れて練り混ぜる。

・練だまりがないことを確認し、残りのパウダーを入れて撹拌。

・残りの骨材を入れて撹拌。

・10分ほど寝かせて、撹拌時にできた気泡を抜く。

  • ビールストーンの塗布

短いコテ、長いコテ、定規、洗い水を準備。

全体にビールストーンを塗布し、最初は短いコテ・定規を使いながら平滑になるように仕上げていきます。

その後、リキッド1、水2の割合で混合したリキッド水をかけながら、長いコテも使って仕上げます。

  • 研磨作業

研磨機やグラインダーを使いながらしっかりと磨き上げ、穴の補修を丁寧に行います。

  • 保護剤の塗布

保護剤(汚れ防止剤)を垂らし、ウエスで刷り込みます。

その後、バフで磨き、7日間程度養生します。

ここでは、施工方法についてかいつまんで解説しましたが、ビールストーンのポテンシャルをしっかりと発揮するためには、施工者の技術習得が欠かせません。

村松建材では、モールテックス同様に、ビールストーンの正規販売を行うとともに、ビールストーンの機能性を適切に引き出すための「講習会」も実施しています。

経験豊富なスタッフが、施工のポイントをしっかりとご説明いたしますので、ぜひご受講ください。

今回は、モールテックスの姉妹品「ビールストーン」についてご紹介しました。

ビールストーンの特徴について、以下でおさらいしましょう。

・骨材や顔料の組み合わせで自由度の高いデザインが可能

・場所やシーンを問わず施工可能

・クラックに強い

・既存のテラゾの改修にも使用できる

モールテックスの姉妹品として、自由度や意匠性の高さという共通点を持つビールストーン。

施主様へのご提案に、ぜひご活用ください。

製品に関するお問い合わせ、講習会のご相談、その他ご質問などがありましたら、ビールストーンの正規販売を行っている、村松建材・村松までお気軽にお問い合わせください!

TEL:054-270-9436

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